F1第13戦はイタリアでの今季3戦目となるエミリア・ロマーニャGP。
かつてはサンマリノGPとして開催されたイモラ・サーキット
14年ぶりのF1開催となった。
サンマリノのイモラと言えば、やはり忘れることができないアイルトン・セナとローランド・ラッツェンバーガーの命を奪った事故のこと。
1994年の事故後にはタンブレロとヴィルヌーブにはシケインが設置され、安全性のために改修された。
さらに、ルーベンス・バリチェロが大クラッシュしたバリアンテ・バッサはストレートとなって生まれ変わっている。
なので当時とはレイアウトは若干変化しているが、中継を観ていると当時の事を思い出してしまう。
セナ仕様ヘルメットのピエール・ガスリー
今回は、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーがアイルトン・セナ仕様のヘルメットを用意してきた。
カラーリングは勿論のこと、バイザー部分にもHマークとHONDAと記されていた。
更には、同じくレース事故で失った親友のジュール・ビアンキとアントワーヌ・ユベールのロゴも入っていた。
ガスリーは特別な想いで臨み、英雄アイルトン・セナが見守るイモラで、予選4位を勝ち取ってファンを沸かせてくれた。
しかし、決勝では水圧低下トラブル(ラジエーター破損による)で緊急リタイアという残念な結果に。
表彰台を期待できるポジションだっただけに本当に落胆。
しかし不運に見舞われたのはガスリーだけではなかった・・・
不運だったドライバー(クルー含む)
主な不運を抜き出してみた^^;
・ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) = 9周目、5位走行中に水圧トラブルによるリタイア
・バルテリ・ボッタス(メルセデス) = ポールスタートだったがデブリを拾いフロア破損でペース上がらず
・セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) = 40週目(4位走行中)、タイヤがハマらず13.1秒(約10秒ロス)のピットストップで後退
・ケビン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ) = 49週目、頭痛?に耐えきれずリタイア
・マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) = 51週目、リアタイヤバーストによりリタイア
・ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ・メルセデス) = 53週目、セーフティーカー中(10位走行中)にスピンしクラッシュリタイア
・レーシングポイントのピットクルー = ランス・ストロールがピットストップでオーバーランし吹っ飛ばされる(無傷)
ガスリーやフェルスタッペンのリタイアでガックリ。
そして、沢山のドライバーが不運に見舞われて応援しているこちらが凹んだ。
でも、セーフティーカー明けの最後の戦いでダニエル・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)やセルジオ・ペレス(レーシングポイント・メルセデス)の追い上げは興奮させられた。
最後にはダニエル・リカルド(ルノー)が3位を勝ち取って今季2度目の表彰台。
メルセデス圧倒で退屈なレースになるかと思いきや、最後の最後にまたドラマがあった。
しかし!今日イチの不運ドライバーは・・・
今回は忘れずにリカルドはシューイをやってくれた上、ルイス・ハミルトンがシューイ被害者となった(笑)。
※シューイ(shoey)とは、自分(または他人)の履いていた靴を器にしてお酒を飲む行為のこと。オーストラリアで人気がある儀式らしい・・・。
メルセデス7年連続王者の大記録と、リカルドの笑顔に包まれた素敵な表彰式だった。
なんだかんだでF1やっぱ楽しいよ^^!
それではまた^^!
主な出来事
pp バルテリ・ボッタス(メルセデス)
1位 ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2位 バルテリ・ボッタス(メルセデス)
3位 ダニエル・リカルド(ルノー)
・14年ぶりにイモラでのF1GP開催
・ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がアイルトン・セナ仕様のヘルメットで参戦、予選4位獲得(決勝はトラブルでリタイア)
・マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位走行中タイヤバーストでリタイア
・メルセデスが7年連続コンストラクターズ獲得
・ダニエル・リカルド(ルノー)が今季2度目の表彰台、忘れずにシューイを披露