こんにちはハッピーサトさんです。
先日、青山一丁目にあるホンダウエルカムプラザ青山のF1展示を見に行ってきました。
↓前回訪問時の写真はコチラ↓
前回は佐藤琢磨さんの2020年インディ優勝マシン&F1マシン展示でした。
今回はホンダがF1参戦した第1期~第4期の歴代マシンとエンジンの展示。
ちなみに今回主に展示されていたのはこんな感じ。
展示マシンも良いんですが、実はエンジン展示に目玉が飛び出る逸品が・・・。
なんと、2019年オーストリアGPでマックス・フェルスタッペンが優勝した時のエンジン(実機)が展示されていたのです。
大苦戦の第4期、13年ぶりにホンダが優勝しフェルスタッペンが表彰台でレーシングスーツのホンダのロゴ「H」ワッペンを指差して称えた、あのホンダエンジンが見れるとは。
という事で、昨年同様に有給休暇を取得して駆け付けました^^;
この会場で第1期~第4期のマシンが一度に展示されるのは今回が初という事でした。
それでは早速、ホンダウェルカムプラザ青山で撮影したF1マシンを紹介していきます。
ホンダマシン 第1期~第4期ギャラリー
まずは葉巻マシン以降4台の写真を年代順にざっと並べてみました。
パソコンやスマホ横画面で見ると4台の縦割りで比較できます^^
左から順に、Lotus Honda 99T(1987年)、Honda RA099(1998年)、Honda RA106(2006年)、Red Bull Racing Honda(2021年)となります。
2020年撮影
2020年撮影
2020年撮影
それでは各マシンごとに写真を見て行きましょう^^!
Red Bull Racing Honda(2021年マシン 展示車)

レッドブル・ホンダの2021年バージョンカラーリングが施されたショーカー。
今年もフロントタイヤは、ややポジティブキャンバー気味(逆ハの字)^^;
昨年はなかったリアウィングのHONDAロゴが魅力的で眩しい。
サイドポンツーンわきには、マックス・フェルスタッペンと今年加入のセルジオ・ペレスの名前がマーキングされている。
展示用のマシンの為、エアロパーツは省略化され、ウィングなど各パーツは平坦で厚みも均一だったりする。
しかし、現代のF1マシンのステアリングのボタンやダイヤルの多さには驚きますよね^^;
30近くあるんだもん・・・。
ステアリング中央にあるつまみダイヤルならまだしも、ステアリング外側にある指先でクルクル回すダイヤルなんて操作が大変そう。
そして、今回一番の目玉商品?はコチラ!
ホンダエンジン(パワーユニット)、Honda RA619Hです!

最高出力700馬力以上、最高回転数15,000rpm。
このホンダエンジンが2019年のオーストリアGPで優勝した実機。
2015年マクラーレンへエンジン搭載し第4期として復帰した際は酷い戦績。
その年の日本GPでフェルナンド・アロンソには「まるでGP2エンジンだ!」と無線で叫ばれてしまった。
長い長い苦しい時代を乗り越えてやっとたどり着いた表彰台の頂上。
遡れば2006年8月のジェンソン・バトンのハンガリーGP以来13年ぶりの優勝だった。
ファンとしても、耐え抜いて辿り着いた勝利に感動した。
ホンダ第4期の2021年はレース勝利ではなく、シーズンタイトル(ドライバー、コンストラクター)が期待できるところまで来ている・・・
夢が夢ではなくなりそうな接戦の開幕戦でしたからね^^!
Honda RA106(2006年マシン 実機)

こちらは2006年のF1マシンHonda RA106。
このマシンはジェンソン・バトンがドライブしハンガリーGPで初優勝を果たした。
ホンダのF1第3期の2000年~2008年、表彰台など良い所まで行ってたものの、実はこの1勝しかできていなかったんですね。
この次の勝利は、先程の2019年オーストリアGPのレッドブル・ホンダまで待ち続けることになる。
運営は前年までのB・A・Rからホンダへと変わり、完全なホンダワークスチームになった。
マシンカラーリングは前年のB.A.R.と似ている。
この時代でもステアリングに20個くらいのボタンやダイヤルが付いていた。

タバコ広告禁止対応で「LUCKY STRIKE」から「DON’T WALK」のステッカーに替わっている。

搭載されていたエンジンHonda RA806E。
最高出力700馬力以上、最高回転数19,000rpm以上。
Honda RA099(1998年マシン 実機)

ホンダがフルワークス参戦復帰を想定して1998年に製造したマシン。
赤いストライプの入ったマシンでテストも行っているが、この純白のマシンは1999年のへレスのF1合同テストのもの。
そのへレスではヨス・フェルスタッペンがテスト走行を担当し、3日間ともトップタイムを記録した。
ステアリングを握る小さい頃の息子マックス・フェルスタッペンの紹介パネルがあった^^

他のマシンと同様に、茂木のホンダコレクションホールで保管されていて現在でも走行可能らしい。
イベントで走っているところ見てみたいなぁ^^!

無限ホンダがジョーダンに供給していたエンジン(M301HD)と同じものを搭載。
最大出力768馬力、最高回転数16,400rpm。
Lotus Honda 99T(1987年マシン 実機)

こちらは懐かしいですね!
中嶋悟さんのF1デビューマシンで1987年のLotus Honda 99T。
チームメイトは伝説のレーサー、アイルトン・セナでした。
プルロッド式の前後サスペンションはアクティブサスが採用されていた。
年季の入ったMOMOのステアリング、中央のロータスのロゴも格好良い。

リアウィングが壁のように立っていて、とても映えるCAMELのロゴ。
それと、ディフューザーもなかなかのめくれ上がり具合。

こちらはホンダV6ツインターボエンジンだが、1988年のLotus Honda 100Tに搭載されたHonda RA168E。
最高出力1,000馬力以上、最高回転数12,000rpm。
Honda RA300(1967年マシン 実機)

こちらは1967年にF1参戦をしていたマシンHonda RA300。
クロムメッキ加工され光を反射するサスペンションアーム。
ジョン・サーティースがイタリアGPで2位に0.2秒差で優勝、ホンダF1第1期の最後の勝利となる。
この頃F1は「走る広告塔」ではなく、まだスポンサーが掲載されていないマシンだった。
この翌年1968年にコーリン・チャップマンがスポンサーを持ち込むようになり、インペリアル・タバコのゴールドリーフ(赤・金)の色で塗装したロータス49を登場させた。
搭載されているエンジンはV型12気筒のHonda RA273E。
最高出力420馬力以上、最高回転数11,500rpm。
メデューサの髪(蛇)のようにうねるエキゾーストパイプが美しい。
さいごに

今回はホンダのF1第1期~第4期のマシン展示を楽しみました。
今年はついにホンダF1第4期ラストイヤーとなりますが、最後の最後までタイトル獲得を期待しながら観戦したいですね^^
日本GPを鈴鹿サーキット生観戦で応援しに行けたら良いのですが・・・
コロナ禍でどうなることやら・・・
それではまた^^!