こんばんはハッピーサトさんです。
いよいよ来週は2021年ル・マン24時間耐久レースの開催となりました。
今年も中嶋一貴さんと小林可夢偉さんがトヨタ(ハイパーカークラス)から参戦。
F1もWECもコロナ対応で色々と大変ですが日本勢のレースを応援していこうと思います^^
今日は1990年代後半にル・マンに参戦したトヨタTS020(GT-One)の写真紹介です。
トヨタTS020(1998年)

こちらは1998年にル・マン24時間耐久レースに参戦したトヨタTS020のマシン。
マシンデザイナーはフランス出身のアンドレ・デ・コルタンツで、トヨタが2002年にF1参戦する前年にはテストマシンTF101もデザインしていた。

トヨタTS020はトヨタGT-Oneと呼ばれ「一応」公道仕様車が1台作られ、ル・マンには市販車ベースであるGTクラス(LM-GT1クラス)として登録されていた。

市販車の面影・・・全然なく完全にプロトタイプカーですよね^^;
間違いなく視線が集まるこの「市販車」を街中や高速道路で運転する勇気はとてもありません・・・^^;
搭載エンジンはトヨタ製V8ツインターボで、6速トランスミッション。
エンジンの最高出力は600馬力、1998年はル・マンで最高時速343km/hをマークしている。

この27号車は片山右京さん、土屋圭市さん、鈴木利男さんがドライブ。
1998年ル・マン24時間耐久レース総合9位となった。
トヨタTS020(1999年)

こちらは1999年にル・マン24時間耐久レースに参戦したトヨタTS020のマシン。
前年のマシンとはカラーリングが異なりフロント以外は赤一色になった。
マールボロカラーのマシンを見ると懐かしいし心が落ち着く^^;

1999年はエンジンの最高出力が700馬力となり、ル・マンで最高時速351km/hをマークしている。

この3号車は前年同様に片山右京さん、土屋圭市さん、鈴木利男さんの3人がドライブ。
1999年ル・マン24時間耐久レースでは、終盤にトップのBMWを猛追していた片山右京さんが約330km/hでのタイヤバーストという大アクシデント。
バーストした場所はミュルサンヌとインディアナポリスを結ぶ直線部分で、この年の決勝レースでメルセデスCLRのピーター・ダンブレック(5号車)が空を飛ぶ大事故がおきた場所でもあった。
カミカゼ右京さんだから瞬時にマシンをコントロールしスピンを巧みに避け、最高速状態での大事故に至らなかった・・・とも感じた衝撃的なシーンでした。
↓デビューマシンに乗り込むナマ右京さんと会えた(T T)!↓
1位のBMW・V12 LMRを猛追中でトヨタTS020・3号車の勝利も見えていた中でのバーストだったので悔やしかった。
だけど、それでもあの大アクシデントのなか総合2位を勝ち取ったのも凄かった。
さいごに

今日はトヨタのル・マン参戦マシンのTS020の写真紹介でした。
トヨタはワークスとして1987年からル・マンに参戦しているが、TS020含め総合2位を数回獲得していたが長らく優勝には届かなかった。
ついに優勝確実かと思った2016年は残り3分という所でTS050 HYBRID・5号車(中嶋一貴さん)がトップ快走中のマシントラブルでリタイア。
噓でしょ・・・とショックで時間が止まりました・・・。
最後の最後までレースというのは結末が分からないものだと痛感しました。
世界三大レースの一つのル・マン24時間耐久レースは何歳になってもワクワクするイベント。
今年もル・マンでどのようなドラマがあるか最後まで見届けていきたいですね。
それでは^^!