こんにちはハッピーサトさんです。
今日はホンダF1参戦初期(第1期)1967年の葉巻型F1マシンRA300の写真紹介です。
ホンダF1参戦第1期(1964~1968年)では2勝しているが、このマシンはイタリアGPでその2勝目を挙げている。
写真は2021年4月に青山ホンダウェルカムプラザで撮影したものです。
ホンダRA300(フロント)

前年まではホンダで設計製造したマシンだったが、この年からはイギリスのローラ社と組んで製造。
ドライバーは1964年のF1チャンピオンのジョン・サーティース。

マシン前方はアルミモノコック、マシン後方はスペースフレームになっている。
アルミモノコック製造技術でノウハウを蓄積していたローラ社がシャシー開発を行ったことで前年比で約70kgもの軽量化が実現した。

ロッキングアーム式のインボード・サスペンション。

クロムメッキの表面加工でアームが輝いている。

燃料タンク容量は200リットル。

ローラ製のホイールと、ファイアストン製のタイヤ。
ホンダRA300(コックピット)

シートとステアリングはやや左側にレイアウトされ、右側にはH型の5速シフト。
アナログの計器類、革巻きのステアリングとセンターのレトロ感あるロゴがカッコいい。
ホンダRA300(リア)

搭載エンジンは縦置きされた水冷ホンダV12エンジン。
最高出力420馬力、最高回転数11,500rpm。

V6を連結したような感じのV12エンジン。
吸気が外側、排気が内側のレイアウト。

風になびく美髪?メデューサの髪?のようなエキゾーストパイプ。

エキゾーストパイプは3本束となった4本で排気。

アウトボード式のリアサスペンション。
ホンダRA300デモラン(鈴鹿サーキット)
2017年のF1日本GP、鈴鹿サーキット1コーナーにて撮影。
ドライバーはこの年インディ500優勝を果たした佐藤琢磨さんです^^!
さいごに

このホンダRA300は約6週間という短期間で作られたそうで、1台しか製造されていないので非常に貴重な1台。
半世紀以上たった今でも走行が出来る状態で保存されているというのは本当に有難いですよね。
それではまた^^!
↓この頃のホンダF1マシンとコラボした腕時計↓