JPSロータス78(Lotus 78)伝説のグラウンド・エフェクト・カー

マシン写真
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こんばんはハッピーサトさんです。

今回はF1界の発明家コーリン・チャップマンらが開発した、伝説のグラウンド・エフェクト・カーであるロータス78Lotus 78)の写真紹介です。

写真は2012年にトヨタメガウェブのイベントで撮影したものです。

 

この漆黒のJPSカラーのマシンはカッコよくてタミヤのプラモデルでも大人気でした。

カッコ良いだけでなく初のグラウンド・エフェクトを活用した画期的で速さを持つマシン

その仕組みは、底面(サイドポンツーン内)の隠れたウィングでマシンを地面に吸い付けダウンフォースを発生させるというもの。

このマシンが実践レースに投入された1977年、マリオ・アンドレッティが年間2位、コンストラクターとしても2位という結果に。

翌年の発展マシン・ロータス79で、マリオ・アンドレッティが年間チャンピオン、コンストラクターズでもタイトルを獲得した。

ロータス78(Lotus 78)

ロータス78を前方から撮影。

マシンのカラーリングは勿論ですが、ホイールのシルバー&ゴールドの配色も美しい。

ロータス78(Lotus 78)

フロントサスペンションはロッキングアーム式。

グラウンド・エフェクトで強力なダウンフォースを得ることになるが、車体姿勢を維持して一定の車高とするために固いサスペンション仕様となっていた。

ロータス78(Lotus 78)サイドスカート

このマシンの最大の特徴はこのサイドポンツーンの内部自体が後方へ跳ね上げるウィング構造になっている点。

サイドポンツーン内(マシン底面)ではウイング構造と地面との隙間で気流の速度が速くなり負圧が生じる。

ただ、負圧が生じる事でサイドポンツーン側面下部ではマシン外側から内側へ空気が流れ込もうとし、実際に流入してしまうと気流が失速し負圧が減少してしまう。

その気流の流入を防ぐためにサイドポンツーン側面底辺と地面を塞ぐサイドスカートが設けられている。

サイドスカートの材質は当初ナイロンのブラシだったが、サイドポンツーン内部を「密閉遮断」するには不十分とされ写真のようなゴム製や樹脂製のものへと変更された。

 

せっかくなので、その車体床面をロータス78のミニカーで見てみましょう^^!

ロータス78(Lotus 78)ミニカー アンダーフロア

車体を裏返すとマシンのフロアがフラットではなく、サイドポンツーン部分のフロアがリアタイヤ側に向かって上方へ跳ね上がっているのが分かる。

現代マシンでいう所のディフューザがサイドポンツーン部分にもあるというイメージです。

ロータス78(Lotus 78)ミニカーのアンダーフロア

本来ならフロアは赤い直線のように平らな面になるはずだが、ロータス78のフロアは黄色の曲線になっている。

中央モノコック部分とサイドポンツーン側面にかこまれた部分は窪んだトンネル状になり、気流が加速し後方へと一気に抜けていく。

ロータス78(Lotus 78)ミニカー

マシンフロアでの負圧を最大限で得るためにはサイドポンツーン内部は障害物のないトンネルであることが望ましい。

ただ、ロータス78ではそのトンネル(黄色枠)出口手前にはサイドポンツーン前方から伸びるラジエターの配管、エンジンのエキゾースト・パイプが収まっており、トンネル出口にはサスペンションのスプリング、巨大なアップライトなど各種パーツが気流を塞ぐ障害になっていた。

 

ちなみに翌年のロータス79では、エキゾースト・パイプは上方排気へとレイアウト変更され、サスペンション・スプリングもギアボックスそばに垂直にレイアウトされ、気流が抜けるトンネルの障害物はほぼ排除された。

また、空気を遮断するためのスカートについてもスプリングでスカート(遮断版)が稼働するスライディング・スカートへと進化、車高が変化してもスカートが上下に動くことで地面と常時接触して遮断できるものになった。

地面との接触でスカートが擦り減る対策としてスカート底辺はセラミック素材が使用されていたようです。

こうしたロータス78で残されていた「宿題」をクリアして進化したロータス79は約30%ものダウンフォースが向上、シーズンを圧倒する強さを見せつけた。

ロータス78(Lotus 78)

マシンと一体型のサイドミラー。

ステアリングの前に飛び出している半円の黒いパイプ、現在の安全基準を満たすため後付けされたロールフープらしいです。

ロータス78(Lotus 78)とフォードV8エンジン

エンジンはこの頃主流だったフォード・コスワースV8を搭載。

ロータス78(Lotus 78)

エンジン始動のための機材でしょうか。

この時のイベントでは実際にデモランもしてくれました^^!

私はいけませんでしたが、2010年のF1日本グランプリ(鈴鹿)では佐藤琢磨さんがロータス78に乗り込みデモランを披露してくれています。

いつか、どこかのサーキットで全力走行するJPSロータス78、79が見れたら・・・と願ってます。

それではまた^^!

↓今回参考にした主な書籍↓

ロータス・78 – Wikipedia

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