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映画「幸福の黄色いハンカチ」ロケ地巡り 高倉健さんが歩いた夕張と炭鉱

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こんばんはハッピーサトさんです。

私は生まれも育ちも北海道の札幌で、大学生の頃から高倉健さん映画にどっぷりハマり、特に「網走番外地」と「幸福の黄色いハンカチ」は好きで映画ロケ地にも何度も行きました。

山田洋次監督「幸福の黄色いハンカチ」の終盤の舞台となる夕張は北海道で主力の石炭産出地で、映画が撮られた1977年は丁度この夕張炭鉱が閉山する年でしたが、ロケ地の南側の夕張新炭鉱(清水沢地区)、真谷地炭鉱、南大夕張では炭鉱で採炭が行われていました。

今回は映画「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地、夕張の写真を紹介していきます。

 

写真は2007年4月に訪問し撮影したものです。

2021年現在は、建物が崩壊していたり町の様子もかなり変わってしまっていますので、2007年当時はこんな感じだったんだなぁと見て頂けたら幸いです。

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高倉健さんと倍賞千恵子さんが暮らした炭鉱住宅

映画で高倉健さんと倍賞千恵子さんが住んでいた木造長屋の炭住(炭鉱住宅)。映画で二人はこの一番奥の部屋に住んでいましたね。

このロケ地の炭住は「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」に保存されていて、夕張市石炭博物館から車で10分ほどの場所にある。

武田鉄矢さんと桃井かおりさんが健さんを見届けるラストシーンが印象的でした。

網走刑務所で殺人罪の刑期を終え6年ぶりに再開した二人、ハグをするわけでもなく、声を出して喜ぶわけでもなく、想いをかみしめあうような静かな再会。

あのとても静かな再会シーンは昭和的な精神を感じました。

武田鉄矢さんが網走から3人旅をした赤いマツダ・ファミリアもこの炭住の中に展示されていました^^

映画のように、こいのぼりの竿に連なった黄色いハンカチがなびいていた。

幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば

夕張の町並み(健さんのヤケ酒喧嘩現場)

映画の舞台になった夕張の写真を見て行きます。

映画と同じように栗山方面から夕張市内へと到着、映画ではこのT字路を左折していきました。

劇中の道路わきにはチラっと「(炭鉱)坑内員募集」の看板が映り、「18歳以上45歳まで。毎日面接。北海道炭砿汽船株式会社」と書かれ、「夕張新第二炭鉱」「清水沢炭鉱」「夕張新炭鉱」「真谷地炭鉱」での募集になっていた。

3人を乗せた赤いファミリアはこの橋を渡り・・・

この石切夕張神社の前も通過しました。

夕張支線を走るディーゼル車両。

夕張駅のホームへ行ってみました。

残念ながら2019年4月1日の夕張支線(夕張ー鹿野谷ー清水沢ー南清水沢ー沼ノ沢)が廃止となり、この夕張駅も現在は役目を終えています。

梅ケ枝横丁のお店はほぼ営業されておらず残っていないが、居酒屋・スナックなどの案内看板が残っていた。

夕張炭鉱の一鉱で採炭が始まった1980年の直後には、この本町地区には商店や飲食店、旅館が立ち並び遊郭も建っていたそうです。

廃墟の様に朽ちてしまった建物も多いが、映画が撮られたころはきっとこの通りもまだまだ賑やかだったのだろうと思う。

坂が多いため、このように一本隣の道へは急こう配の細い階段を上る所もあった。

劇中で健さんが妻の流産を知った後にヤケ酒をあおり、繁華街で肩がぶつかったチンピラと喧嘩をして殺してしまったのもこんな細い坂道でした。

日本侠客伝の映画看板のすぐ右側(写真の中央の青いトタン屋根?のある個所)が細い階段になっていて上側の通りに繋がっているが、この細い階段が健さんが喧嘩でチンピラを殺してしまった現場だった。

その現場の細い階段を上った場所から見るとこんな感じ。

※2021年現在、この「健さんの殺人事件」の現場となっている木造建物は崩壊していて、撮影当時の面影はなくなってしまっている・・・。

夕張の炭鉱(健さんが働いていた夕張炭鉱)

劇中では炭鉱夫だった健さん。

夕張には現在でもいたるところに石炭産業の遺跡が残っていて、石炭博物館(石炭の歴史村)では立坑櫓や坑道跡も見ることが出来る。

夕張市石炭博物館

やっぱり炭鉱と言えば写真にあるような立坑櫓が印象的ですが、 この立坑櫓は博物館が開館した1980年当時に最新鋭炭鉱だった北炭夕張新炭鉱の立坑をモデルに作られたもの。

博物館では実際に坑内で石炭採掘に使用したつるはしやドリル、カンテラなどの道具や装備品、当時の写真や映像を見ることが出来る。

映画の中で炭鉱事故の描写があったが、ガスマスクを装着した白い服の人達は坑内で火災などの事後が発生した時に出動する救護隊。

ここは地下の模擬坑道(全長約200メートル)で、鉱員を育成訓練するために実際に使用された場所。

坑道内は真っ暗なのでキャップランプ(ヘルメットにライトが付いている)を装着し、炭鉱夫になりきって進んでいく。

坑内を歩き最後に階段を登って出口へ。地上から差し込む光がまぶしい。

出口付近から歩いてきた道を振り返ってみると、レンガの壁やトンネルを支えるアーチ鉄骨や木材が見える。

坑内湧水で坑道が水没することを避けるために、現在でも年間800万円もの電気代をかけてポンプで水を排出して坑道を維持しているらしいです。

やっと地上へ出てきました。

現代では炭鉱の坑道に入るなんてことはまず体験できないので、実際に坑内を見学できるのは非常に貴重で有難いと思いました。

ただ、2019年4月にはこの坑道で火災が発生し、鎮火させるために注水作業が行われ坑道が水没。約1か月後に鎮火発表されたが、安全性の確認などから模擬坑道の見学はまだ再開されていない。

 

まさかこの時代に日本の炭鉱火災のニュースが流れるとは思ってもみなかったので驚いた。

炭鉱火災は消化したように見えても、直接見えない石炭層で燃焼が続いている場合があったり、冷却が不十分で蓄熱した状態の石炭が再発火する事もあって、鎮火が長期化することも多い。

夕張炭鉱の神通坑は大正時代に地下で爆発・発火したが、100年近く経った2021年現在でも燃焼状態が続いていて、レンガ造りの坑口部分や山肌からは湯気が立ち上っている。

 

夕張石炭博物館の模擬坑道の鎮火発表は約1カ月でされたので早かったが、模擬坑道の見学も無事再開される日が来ることを祈っています。

こちらは石炭博物館からすぐの場所にある夕張神社。2021年現在でも御朱印を頂けるようです。

さいごに

今回は2007年の4月に訪問した時の夕張の写真紹介でした。

この2007年は夕張が財政破綻した市としてニュースで全国的に有名になってしまったが、あれから15年近く経った現在はさらに人口流出し、町は更に寂しい状況になってしまっている。

もう映画と同じ景色はほとんど残っていない。それでも「幸福の黄色いハンカチ」の記憶と感動は色あせない。そんな夕張にまた訪問し、当時の景色をイメージして蘇らせながら歩きたい。

それではまた^^!

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