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懐かしい記憶 バリバリ夕張「石炭の歴史村」の博物館と遊園地(アドベンチャーファミリー)

その他
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こんにちはハッピーサトさんです。

今回は夕張の石炭産業遺跡巡りをした際に訪問した石炭の歴史村石炭博物館遊園地跡(アドベンチャーファミリー)の写真紹介です。

小さい頃は、テレビで「バリバリ夕張♪」という明るいCMが良く流れていて両親と一緒に行ったこともあった。

小さい頃は楽しい場所と思っていたけど、自分が大人になって夕張や炭鉱の歴史について調べていくと、決して明るく楽しい場所と単純には思えない場所に・・・。

写真は2007年4月に訪問し撮影したものです。

2022年現在は、博物館の展示内容が変わっていたり、建物が取り壊されたり崩壊していたりして様子もかなり変わってしまっています。

ですので、2007年当時はこんな感じだったんだなぁと見て頂けたら幸いです。

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出発 栗山から夕張へ

札幌市内から栗山を経由して夕張へ。

道路わきに錆さびの「歓迎ようこそ夕張へ」の看板。夕張メロンと、炭鉱夫のマスコットキャラゆうちゃんも見える。女の子は妹のゆうこちゃん。

高倉健さん主演の映画「幸福の黄色いハンカチ」でもマツダの赤いファミリア(運転手は武田鉄矢さん)でこの道を使って栗山から夕張へ向かっていたはず。

夕張の手前にある有名な心霊スポットの廃墟を通過。温泉旅館「山楽荘」として開業、その後ドライブイン「香名館」として営業をしていた。

※2022年現在は取り壊されて更地になっています。

到着 石炭の歴史村

石炭の歴史村の入口に到着。左側は夕張で一番古くからある夕張市総鎮守の夕張神社。

駐車場には北炭夕張炭鉱の総合ボイラー煙突があった。1953年?に建てられた煙突で、ここには石炭選炭場があった。

栗山~夕張の道中の看板でも見た石炭の歴史村のマスコットキャラクターゆうちゃん。

ラッパ口のようなレンガ入口は石狩坑坑口に似ている。

ロボット大科学館は閉館になっていた。

確か入口すぐの場所に高さ5メートルくらいの巨大ロボットがいて、そのロボットに白黒写真を撮ってプリントしてもらった記憶がある。他にも人間と同じくらいのロボットもたくさんいた。

※ロボット大科学館のロボットたちの一部は2008年に多摩六都科学館に「引っ越し」し展示されていた。また、知られざる世界の動物館で展示されていた約1000体のはく製の一部は、国立科学博物館に無償で譲渡されたのち一部が公開されている。

歓迎ハウス「エル・ドラド」も閉館している。なぜホラー調の字体なのか・・・。

園内を走っていた軽便鉄道も休止中。駅舎とホームだけが寂しく残されていた。

園内はとても広くて徒歩移動距離もありますが、昔はこの駅から奥の遊園地あたりまでこのミニSL的な鉄道に乗って移動できたはず。

これは大人になっても何度見てもワクワクしてくる立坑櫓。

高さ27.5メートルの赤い立坑櫓は石炭博物館が開館した1980年当時、最新鋭炭鉱だった清水沢地区の北炭夕張新炭鉱の立坑櫓をモデルに作られたシンボルタワー。

石炭博物館と模擬坑道

これから入る石炭博物館は約12億4千万円を投じ1980年に完成したもの。

1階・2階の展示

こちらが石炭博物館の入口。この博物館の目玉は入口看板「まっくら探検実施中!」とある通り実際に使用されていた史跡夕張鉱(模擬坑道)の坑道内(約200メートル)を自由に歩いて見学できる事。

地下坑道に辿り着くまでの館内には、文字・写真・映像資料や実際に坑内で使用されていた装備・道具などが展示されていた。

入口にあったのは1922年にアメリカから購入し使用されたサリバン社製エアーコンプレッサー(圧縮空気)。性能は380馬力、回転数250rpm、発生空気量58立方メートル。

坑内の排水ポンプ、扇風機、掘削用のドリルやピック、巻き上げ機や空気機関車などを動かすために使用されていたもの。

炭鉱夫が被っていた帽子。布帽子の時代からランプ付きヘルメットの時代まで。

夕張の北炭楓坑で1958年に採炭された石炭の塊。

左が北炭夕張で採炭された1.5トン、右が3トンの石炭。このひと塊でいくらぐらいの価値になったんでしょうか。

炭鉱の地上と地下の様子がわかるジオラマ。立坑・斜坑・水平坑の様子が分かりやすい。

立坑ジオラマ・パート2。

岩盤発破のスイッチだったかな・・・?

手掘りの時代の採炭用具。この頃は、つるはし、たがね+ハンマーで採炭が行われていた。

圧縮空気を動力にしていた時代の採炭用具。こちらはコールピック。

こちらは上から順にエアーオーガー、削岩機、ジャックハンマー。

掘削した石炭を積み込んで運ぶためのスラ箱(木箱)。

左の箱は押したり引いたりして運搬するために箱底に鉄板を張って摩擦抵抗を抑える仕組みになっていた。右の箱はリュックの様に背負うタイプ。

人車と炭車。

真っ暗な坑道内を照らすための灯火式の安全灯。

こちらは電池式の安全灯。

安全灯の充電台。

坑内事故の際に救出にあたる救護隊の装備品。

リュック型の酸素ボンベが見える。

一酸化炭素検知器、ガス測定器、マウスピース、測風計。

これは確か、坑内の爆発事故現場から収集した装備品などだったと思う。

救護隊要領に書かれた「犠牲的精神を発揮する」というなかなか恐ろしい一文。

地下展示と模擬坑道内

館内の展示を見終えるとそこにあったのは立坑ケージ(エレベーター)。ここから地下1000メートル(実際には地下20メートル)の坑道へむかう・・・。

模擬坑道へとつながっている地下展示。ここではリアルなマネキンも展示されていて各時代の採炭現場を実物大で見学できる。

ヘルメットの装備もなくハチマキや布の帽子で作業をしている。手掘り時代は炭層にたがねを当ててハンマーで叩いて削っていた。

石炭箱を背負い人力で運搬する女性。坑内では女性も働いていた。そのため、坑内で火災やガス爆発などが発生すると一家全滅という悲惨な事故も起こっていた。

石炭を積んだスラ箱は背負ったり手押しの人力運搬で行っていたが、出炭量が増えてくると馬を使って炭車を引かせる運搬に変わっていく。

馬は地下深い坑内で1週間働き続くと地上に戻され、1週間は地上で休ませていたらしい。炭鉱では人も馬も非常に過酷な環境で働いていた・・・。

馬は地下深い坑内の暗闇でも目が良く見えるらしいが、坑内を終えて1週間ぶりに地上の光をみると興奮し喜んだという。

圧縮空気を動力とした掘削用具で作業をする炭鉱夫たち。

坑内事故の際に出動する救護隊。

坑内ではメタンガスなどが充満することが多いためガスマスクと酸素ボンベを背負い救出へと向かう。5人で1組になった救護隊員全員がロープでが繋がって歩いているのは、坑内が暗闇で遭難することを防ぐため。

繰込み所などにあったと思われる安全スローガンの看板。

地下20メートルの模擬坑道の入口。他には観光客がいなかったし模擬坑道内は係員などもいない。狭くて真っ暗、シーンと静まる冷たい空気のなか孤独に歩いた感触が忘れられない。

隣には大事故を起こした天龍坑があるが、この模擬坑道では鉱員の訓練・育成が行われ実際に使われていた。

その訓練用の坑道を皇族など賓客を迎えて見学させるために坑道が整備され、石炭博物館がオープンした1980年頃から一般開放されるようになった。

レンガ組みのトンネル内は、狭い、暗い、孤独・・・順路になっているけど遭難したらどうしようと心細くなる^^;

崩落を防ぐための鉄の黄色い柱がトンネルを支えている。

出口付近になりやっと明るくなり、坑内のレンガ壁やトンネルを支えるアーチ鉄骨や木材が見える。

坑内湧水で坑道が水没することを避けるために、現在でも年間800万円もの電気代をかけてポンプで水を排出して坑道を維持しているらしいです。

トンネル壁のレンガ。

光がっ差し込んできて「やっと地上に戻れる」とホッとする。

炭鉱夫は暗闇のなか崩落、ガス爆発、坑内火災といった死の危険を常に意識しながら8時間も地下1000メートルで働いていた。そう考えるといかに精神的に過酷だったか少し分かる気がする。

出口はこんな感じでコンクリート造り。

模擬坑出口にある高さ3.63メートルの採炭救国坑夫像。第二次世界大戦中の1944年にコンクリートで制作されたもの。写真の右側は天龍坑坑口。

遊園地(アドベンチャーファミリー)と周辺廃墟

立坑や模擬坑がある石炭博物館をさらに奥(北側)に進んだ場所が遊園地の跡地になっている。

園内には観覧車、ゴーカート、空中ブランコ、モノレール自転車、ローラーリュージュ、ゲームセンター、お化け屋敷などがあった。

確か映画館もあって、セロファンを張ったメガネをかけて3D映画を見たような気がする・・・違ったらごめんなさい。

遊園地「アドベンチャーファミリー」のゴーカートコースと虹色の観覧車。かすかに緑色のウォータースライダーも見える。

ここも小さい頃に父親とゴーカートで走った記憶が残っている。ちょっと寂しく切ない気持ちになる。

※2022年現在は既に観覧車は解体撤去されている

ゴーカートのコース脇には坑口跡がたくさんある。この辺りは密閉された石狩坑坑口がいくつもあって、ジェットコースターの真下?にはラッパ口のような形の坑口もあった。

近くで坑口を見るとこんな感じ。ガスを抜くための管が密閉壁から繋がっている。

坑口跡の後ろには朽ち果てゆく炭鉱施設の残骸。

ちょっと奥の方へ歩く。糞があったので鹿は沢山いそう、あと熊が出る可能性もあるのでかなり怖い。

炭鉱で使っていた何かかな?

これも炭鉱関係に使っていた建物なのか・・・?

奥の方で見つけた名前の分からないガス抜き管が出ている坑口跡。

以上、それではまた☆

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