こんばんはハッピーサトさんです。
今回はF1第3戦オーストラリアGPで、舞台はアルバート・パーク・サーキット。
2020年と2021年はコロナウイルス感染拡大の影響で中止となり3年ぶりの開催。
昨年2021年にはコース高速化を図るために改修工事が行われ、平均時速は15キロアップの251km/hとなりラップタイムは1分15秒(約5秒短縮)となる見込みとの事です。
1996年からは現在まではこのアルバート・パークのコースでグランプリが開催されていますが、セナ・プロスト・ピケ・マンセル・シューマッハらが戦っていた1985年から1995年はアデレード市街地でグランプリが開催されていました。
レースの舞台アルバート・パークの周辺を歩く
今回も、サーキットがどの辺にあるのかグーグルマップで調べてみました。

前戦サウジアラビア(ジェッダ)からオーストラリア(メルボルン)までは約1万1500kmあり飛行機で片道20時間弱(チケットは約10万円)という長旅。
輸送コストもかかりますし、移動だけでかなり疲れてしまいますね><

オーストラリア大陸の南東部ビクトリア州メルボルンにアルバート・パーク・サーキットがありました。過去にF1が開催されたアデレードから更に車で8時間(距離750kmほど)の場所。
そしてメルボルンのすぐ南にはタスマニアデビルが生息しているタスマニア島がある。東京都の多摩動物公園で見たタスマニアデビル(睡眠中)可愛かったですが、一時期オーストラリアでは害獣として忌避され奨励金を設け駆除されていたそうです。


1800年代には駆除されていたタスマニアデビル、1900年代に入ると絶滅を防ぐために保護されるようになりましたが、タスマニアデビル特有のデビル顔面腫瘍性疾患と呼ばれる病気により生存数も減り絶滅危惧種となっている。
ちょっと脱線してしまいましたが・・・早速、アルバート・パーク・サーキットの周辺をちょっと歩いてみましょう!
※Googleストリートビューなので画像内でお散歩できますよ♪
アルバート・パークのサーキットから車で約15分、メルボルン市街地の中心の交差点にあるフリンダース・ストリート駅。
1854年にオーストラリア国内初の鉄道駅として開業され当時はメルボルン駅と呼ばれていたそうです。
とても大きなターミナル駅でドーム型の天井など歴史を感じさせる外観、奥の方へ進むとこれまた立派な時計塔もあります。
こちらもサーキットから15分の場所にあるセント・パトリック大聖堂。
3本の尖塔と壁面の色合いが印象的。建物は高さ105m、全長103m、幅56mでオーストラリア最大規模の教会らしいです。
こちらもサーキットから車で約20分の場所にある旧メルボルン監獄。
この監獄は1842年から1929 年まで囚人収容と処刑場として使用され、現在は博物館として一般公開され独房、拷問道具、絞首台などを見ることができる。
上のGoogleストリートビューで後ろを振り返ると、ここで死刑執行されたネッド・ケリーのデスマスクが展示されているのが見えます。
日本では見学できる監獄では網走刑務所が有名ですが、網走監獄の様子はコチラの旅ブログで紹介しています^^
さて、グランプリの舞台となるサーキットへ戻りましょう。改修後の新レイアウトを日常で走るとこんな感じです。
前回のレースで今年はフェラーリとレッドブルがチャンピオンシップの中心であることが明確になりました。
しかし、今回は1戦2戦のようなナイトレースではなくデイレースなので、気温上昇時のレース展開がどうなのか改めてじっくりと見てみたいですね。
という事で今回もレッドブルのマックス・フェルスタッペンの勝利と、地元ダニエル・リカルド(マクラーレン・メルセデス)、ノントラブルで元気よく走る角田選手(アルファタウリ)のレースを期待して観戦しようと思います^^!
↓前回のサウジアラビアGP↓
フェラーリの一人旅はどこまで続くのか・・・
フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ・ルノー)は「まさかポールポジション狙えるのでは!?」というほどの走りだったけど、ハイドロ系のトラブルからコースアウトしクラッシュ。
昨年も何度かありましたがバチっと決まったときのアロンソは速くて怖いですね^^!
今回もフェラーリとレッドブルの一騎打ちとなりましたが、開幕戦同様まさかのマシントラブルからフェルスタッペンが戦線離脱・・・これはガックリ来ました。
まだパワーユニット?燃料システム系?の何らかの問題が解決していないのでしょうか・・・。同じパワーユニットを使うアルファタウリも信頼性に不安が残ったまま・・・。
気が付けば信頼性も速さもあるフェラーリのルクレールが一人旅状態で圧勝。ポール獲得、全周トップ走行、ファステストラップ獲得のグランドスラムを達成。
文句のつけようのない見事な勝利。信頼性に欠けたレッドブル、速さが欠けたメルセデス、ヨーロッパラウンドに入ってからのアップグレード・解決が無ければフェラーリには追いつけないのか・・・
アルボン タイヤ無交換作戦で奇跡の入賞!
アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・メルセデス)が最後尾スタートからの「ほぼ」タイヤ無交換作戦で10位に入賞するという奇跡的な戦績を残したのは感動しましたね!
晴天のレースでは必ずタイヤ交換を行い2種類のタイヤを使うことがレギュレーションで決まっているので最終ラップの58週目にタイヤ交換を行いましたが、ハードタイヤで57週も走り切っちゃいましたね^^;
これだけの大胆な作戦で最後尾から7位まで浮上し続けて最終的に10位獲得したのですから「優勝」並みの衝撃がありました。
アルボンはレッドブルのリストラによりF1シートを失って、2021年は角田選手のメンターとして、そしてアルファタウリの開発支援者のような立場で陰で支え続けていた苦労人。
かつてレッドブル・リストラ組として苦労を味わったピエール・ガスリーと同じように輝きを放って欲しいですね。
レギュレーションによりアルボンはほぼタイヤ無交換作戦となりましたが、過去にあったタイヤ無交換作戦についてピックアップしてまとめてみました。
振り返ってみると今回のアルボンのように中堅・下位チームが入賞ポイントを狙ってタイヤ無交換というギャンブル作戦を採ることはありました。
しかし、1980年代後半では優勝・タイトル争いをしているトップチームがタイヤ無交換でチャンピオンを獲りに行くという印象的な最終戦レースもありました。
主な出来事
リザルト
ハッピーポイント
ザンネンポイント
まるで熱狂集団ティフォシがイタリア・モンツァを占拠したような光景ですが、ここはオーストラリア・メルボルン。
待ちに待った自国グランプリの復活でしたから陽気なオーストラリア人魂が爆発したかのよう^^;
誰が勝とうが、誰が負けようと、そこにあるのは最高のドラマ。
いや~F1って本当にいいものですね♪
それではまた^^!